時里 充 | Mitsuru Tokisato |

 

《Tortoise Timer / トータス タイマー》

時里充の《トータス タイマー》は、1分間で一回転するスポーツタイマー、ディスプレイを左から右に横断するリクガメの映像、そのリクガメがディスプレイの中心を通り過ぎるたびに時間を記録し印刷するプリンタ一体型ストップウォッチ、この三点で構成されています。

リクガメの映像はプログラムにより制御され、同じ映像が約1分間のループで再生されています。この映像に映るリクガメがディスプレイの中心に来る毎に、前回中心にきた時からのラップタイム、および最初に中心にきた時からのスプリットタイムを計測し、ロールタイプの感熱紙に印字します。それらセットの隣には映像と関係なく1分間で一回転するスポーツタイマーが設置されています。

 

 


 

 

2010年岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー、2012年多摩美術大学卒業。画面やカメラに関する実験と観察を行い、認知や計量化といったデジタル性に関する作品を制作発表している。主な展覧会に、「照準と流出『AとBとA’』」(東京/2012)、「エマージェンシーズ!022『視点ユニット』」(東京/2014)、「見た目カウント」(東京/2016)など。

 

http://tokisato.info